何故アニメを好きになったのか
- 六恩治小夜子
- 2017年1月22日
- 読了時間: 3分
今から去ること数十年。
筆者が小学生だったころ。
あの頃は何もハマらず、
ぼーとした日々を送っていた。
男の子なら興味を持つ戦隊モノなどにも
筆者は興味を示さなかった。
仮面ライダーやウルトラマンなどは
あまり好きになれなかった。
唯一好きだったのはゴジラくらいだ。
当時は毎年正月にゴジラの新作映画が
映画館で放映され、親と一緒に見に行った。
それを除けば、特撮はあまり好きではない。
ただ、うちの父がウルトラマンが好きで
ビデオを借りてきたり、ショーを
見に行ったりしたことは何度かあったが。
そんな中、筆者がとても心動いたものが
ひとつだけあった。
それがアニメである。
当時「スレイヤーズ」というアニメが
放送していたのだが、
筆者はそれにハマってしまった。
子供なので内容までは流石に把握
できないが、それでも目を輝かせて
テレビに夢中になっていた。
スレイヤーズをきっかけにアニメに
夢中になり、毎日、新聞のテレビ欄で
アニメはないかと探し、視聴した。
そしてズブズブとオタクの道を
進んでいくことになってしまう。
それと同時並行で漫画を読むようになった。
当時「小学一年生」「てれびくん」
などの雑誌があった。
それを毎月かかさず買い続け、
男向けの作品も女の子向けの作品も
しっかりと読んでいた。
そのお陰かどうかはわからないが、
見るアニメも男向け女の子向け問わず
見ていた覚えがある。
この時代は男の子向けと女の子向けが
はっきりと分かれている時代でもあった。
男の子は「ドラゴンボール」
女の子は「セーラームーン」である。
ただ、筆者は「ナースエンジェルりりか」
「水色時代」「魔女っ子メグちゃん」(再放送)
なども見ていたので、当時から
マニアックだったことが伺える。
中学時代からアニメイトに通いだし、
ポスター、クリアファイル、
下敷き、DVD…etc どんどんグッズを買い漁るようになる。 また、高校ではオタク友達が
大勢いたのでその中で仲のいい子と
帰り道にアニメイトに寄ったりもした。 好きなアニメやキャラクターの話などで
楽しんでいたのもいい思い出だ。 また、大量にマンガ本を学校に持っていって
友達に勧めるなどの布教活動もした。 それで仲良くなった友達もいる。 そして今、大人になった今もアニメを
見続けているのである。 も はや筆者にとって、アニメは生活の
一部となり、なくてはならない存在なのだ。
一昔前はある事件の犯人の部屋から、
多数のアニメやビデオなどを
所持していたという報道がされ、
アニメ好きは犯罪者予備軍という
イメージがマスコミによって
世間に伝わり、一般世間はアニメに
否定的なイメージを持っていた。
また、ポケモンショックという
事件が起こったのも有名だ。
ポケモンのある話で強烈な光や
点滅が何度も場面に写り、
それを見た子供達が気を失い、
病院に担ぎ込まれたという。
そういう事件を乗り越えながらも
アニメは進化し、2000年代には
CG技術の確立でより素晴らしい作品が
できるようになってきた。
近年ではアニメ好きタレントなども
登場したり、アニメやマンガの実写化
、ジブリなどのクオリティの高いアニメ・・・。
今、この時代になってアニメは
ようやく悪いイメージから払拭できた。
大手を振ってアニメ好きだと言える
時代が来たのである。
ただ、筆者としてはCGよりも
セル画の方が味があって好きなんだが。
まあ、どうでもいい話ではあるのだが。
今では男の子、女の子向けだけではなく、
幅広い視聴者層を掴もうとジャンルは多岐に渡る。
今後、どのようなアニメが始まっていくのか。
非常に楽しみである。
ちなみにオタクという言葉は
「お宅、どうするの?」
と元はオタク同士が相手 を
指し示す時に使う言葉が始まりだった。
萌については諸説あり、
明確な解答は無い模様。
日本人の感性が生み出した
自然な言葉だったのかもしれない。
何故アニメを見るのか。 心に感動のごちそうを与えるためである。
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